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ちいさいおうち。

2018.10.12

「ちいさなおうち」


子どものために買った絵本。
とってもいい絵本でした。
けっこう有名な絵本みたいですね。
作者は、バージニア・リー・バートンさん
アメリカの方で、日本にも来たことがあるそうです。
いなかのしずかな丘の上に
建てられたちいさなおうちが
主人公のおはなし。
建てた人が、
「どんなにお金をくれるといわれても
このいえはうらない。
まごのまごの、そのまたまごのときまで
このいえはりっぱにたっているだろう。」
と、とても大切にされていたおうちの話。
おうちが、長い年月
季節の移り変わりや、
自然とのかかわり、
月の満ち欠けや、
夜空いっぱいの星を
ながめたり、
そう、まるで人が暮らしを
楽しむかのような感じ。
そして、遠くに見える
街の明かりに憧れも抱きつつ。。。
しかし、
人の生活レベルの向上、
街の発展や開発によって、
自然がなくなり、街の中に、
おうちがうもれてしまいます。
そして、おうちには誰も住むことが
なくなってしまう。
最後には、
また田舎に帰ってこれて、
自然に囲まれて
暮らすことの大切さが
伝わってきました。
この絵本が、
1942年に描かれているということにも
おどろきですね。
どんどん便利になっていく暮らし
そういうのも慌ただしい世の中を
生きて行く一つの方法だと思います。
でも、人の素晴らしいところって、
いろんなことを感じられること、
暑さの中で、
木陰の涼しさだったり、
今日の天気のように、
朝晩の冷え込みを感じたり、
子どもたちが庭で遊ぶのを
眺めたり、一緒に遊んでみたり、
家族で、星空を眺めてみたり、
季節の移ろいを感じながら、
暮らすことのここちよさ。
そして、そういう家族の暮らしを
守ってくれるのが「おうち」
なんですよね。
だかた、住む人もおうちを
大切に守ってほしい。
そういうことを
気付かせてくれる
絵本でした。
子どもだけでなく、
これから家を建てたいという方にも
ぜひ読んでもらいたい!
そう感じました。
おうちで、家族と共に
暮らすということに
向き合うヒントが
きっとありますよ!
K-support 片山
 

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