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構造塾。

2018.10.02

今日は、香川で構造塾2年目第2回講座に
参加してきました。
構造塾とは、「株式会社M’s構造設計」さん主催の
木構造の勉強会です。
塾長の佐藤 実 氏 が
「日本中の木造住宅が
 地震で倒壊しないことを目指す」
という、熱い想いで全国で開催しています。
日本の木造住宅の実務者の
技術の底上げが必要とされています。
この想いに共感して、
昨年から参加してるのですが、
木構造に特化しているので、
とってもわかりやすい。
1年目は、基本となる部分の講座。
2年目は、実務の部分に踏み込んだ内容で
今日もかなり充実していました。


「架構設計とプランニングのポイント」
という内容でした。
家を設計していく上で
大切なことは、
間取りや外観の設計と
構造の組み方を
同時に設計していくこと。
当たり前のような話ですが、
これが意外とできてなかったりします。
使い勝手のよい間取りを
優先してしまって、
構造的に無理をしている
なんてことも見かけます。
K-supportが大切にしているのは、
構造をできるだけシンプルに考え、
柱や梁にかかる負担を
できるだけ小さくしてやり、
豊かな暮らしを支えるための
家をつくるということ。
じゃあ、実際にどういうことを
チェックしなけばいけないのか。
今日のポイントは、
1、2階の壁と柱の直下率を
意識するということ。
簡単に言えば、
2階の壁・柱の下には
1階の壁・柱をしっかりと
配置しましょう!
そうすることで、
力の流れがスムーズになり、
柱や梁への力の負担が軽減される。
で、現在計画中のプランで
チェックしてみました。


青のラインが1階の壁、
ピンクのラインが2階の壁、
赤丸が2階の柱、
黒く塗りつぶしてるのが1階の柱です。
結果は、
壁の直下率88%で、
柱の直下率100%となりました。
2階のピンクが残ってる部分は、
基本的には耐力壁では
考えていなかったので、
大きな問題ではないのかな。
今回、講座を受けて
実践してみて感じたことは、
「構造計算しているから
安全・安心ですよ」
ではなくて、
「シンプルに構造を組み立てています。
そして、構造計算の結果、
それぞれの部材が負担する力も
無理のない結果になってますよ!」
ということなんでしょうね。
K-support片山
 

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