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当て込み。

2018.10.19

今日は、プレカット工場へ
設計の樋口さん、棟梁とともに、
行ってきました
目的は、杉の化粧材の当て込みをするために。
当て込みというのは、
木造の家の、柱や梁をどの場所に、
どの向きに使うのかを
1本1本選んでいく作業のこと。
昔の木造住宅は、
真壁といってほぼ全ての柱が
見えてたんです。
今では、クロスが主流になってきて、
柱が見えることがあまりないんですよね。
なので、当て込みをすることも
減ってきています。


図面と照らし合わせながら、
じっくり選んでいきます。
今回は、登り梁と呼ばれる
天井や屋根の部分の当て込み作業。
木は、根元に近いほうを「元」
上のほうを「先」と呼びます。
柱なら、「元」を下に使い、
実際の木が立っていた状態で
使うのが原則です。
梁であれば、「元」を南に向けるとか、
反りをみて、ムクリ勝手に使うとか。
継ぎ手の部分の木目が合うように
あえて「元」「先」を逆に使うとか、
いろんなことを考えながら
選んでいきます。




それと、この写真のように
順番に並ぶので、
色目も考えながら
順番も決めていきます。
この並び方だけでも
家が完成したときに
景色が変わってくるから
手を抜けないんです。
11月7日の棟上に向けて
4時間ほどかけて選んできました。
徳島の杉材を使うことが多いのですが、
杉といえば、赤みや白みの色の
違いがあるので、
この並び方のセンスというか
感覚も棟梁にとっては
技術の一つ。


階段の杉板も順番が大事。


壁も色目が自然とつながるように
考えながら貼っていきます。
現場での作業だけでなく、
こういう積み重ねも大切なんですよね!
お客様が喜んでくれるとうれしいなぁ。
K-support 片山

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