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暮らしと住宅の温熱環境

2018.11.24

9月29日に参加をした
「結露を学ぶ」の講座
の後半戦ともいえる
「温熱環境と省エネルギー講座」に
参加してきました。


講師は、前回に引き続き、
辻 充孝 先生(岐阜県立森林文化アカデミー准教授)
です。
辻先生の言葉で、
とても心に残っているのが、

「暮らし方に寄り添う。。。」

3年前に書いてたブログですけど、
私の暮らしの軸の一部に
なっているのは間違いないですね。
辻先生の講座は
何度も受講しているのですが、
今回新しい話題としてあったのが、
「健康」と「温熱環境」の
因果関係を示す研究や測定が
進んできているということ。
近い将来、ヒートショック等が
起こらないためには、
家の室温を何度以上に保つといい!
なんてことが、定義されるようになるかも。。。
省エネのために、
高気密高断熱の家に
しようと思っている方も
多くいると思いますが、
実はそうじゃないんです。
温熱性能は、
暮らしの質に関係してるんです。
快適性・心地よさ、
っていうことですね。
日本には四季があり、
季節によって自然から
たくさんのことを感じることができます。
適度な暑さ、寒さの中だからこそ、
感じられる心地よさってありますよね。
少し汗ばんだときの、
そよ風のここちよさなんかも
暑いからこそ感じられること。
そんな暮らしの楽しみ方って
いいと思いませんか?
求めている暮らしって
人それぞれだと思いますので、
暮らし方に寄り添うということは
とても大切なんです。
でも、暑すぎたり、寒すぎたりすると
それらを感じる余裕のある暮らしが
できなくなってしまうかもしれないので、
そういう過酷な状況にならないためには
ある程度の温熱性能が必要になってきます。
どの程度の性能が必要なのかも
お客さんがどういう暮らしをしたいかで
変わってくるんです。
家庭でのエネルギー消費って、
暖房・冷房よりも、
給湯や照明、
家電製品による割合が
多いんです。
これらを考えるほうが、
よっぽど省エネになるんですよ。
建物の性能をあげるよりも
暮らし方の質を変える。
それをうまくできると、
エネルギーの消費を
抑えるというよりは、
過剰なエネルギーを
使う必要がなくなり、
結果省エネになる。
ちなみに、私の家の暮らし方だと
一般家庭の平均値の64%くらい。
そういう暮らしを楽しんでます。
片山家の2015年のエネルギー消費
どういう暮らしがしたいか?
それにお客さん自身が
気づけることが大切なんですね。
自分自身の暮らしに
寄り添ってみませんか。
K-support片山

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